まさのりのパノラマな日々×☆☆☆

東海地方の鉄道を撮影したり、模型を作ったりする鉄道ブログ。それ以外の日常についても書いて行くパノラマな日々

歯車

小さな回転でも、他の歯車と噛み合えば大きな回転になる。向きを変える事も出来れば、速さを変える事も出来る。機械の部品でも必ずと言っていい程必要な物である。

ただ、その歯車も1つ歯が欠けてしまったりしまうと噛み合わなくなったり、動かなくなってしまう。
歯が欠けてしまった歯車。欠けてしまった部品をくっ付ければ直らない事も無い。ただ、また同じ場所が欠ける事がある。
欠けて、直して、また欠けて…。それを繰り返す内に隣の歯車も調子が悪くなってくる。そうして全部が駄目になる。
欠けたら新しい物に取り変えればいい。それでも、取り変える事は容易な事ではない。

自分の欠けてしまった歯車。ズレていく回転。空転を繰り返し、欠けた場所はさらに大きくなっていく。そうして、1番最初の歯車は使い物にならなくなり、全てが動かなくなる。

誰もその結果を望んだ訳ではない。「仕方なかった」。そうとしか言い様が無い。

壊れた歯車を見て、それに苛立ち、何度も歯車の主軸を壊そうとしたか。
軸を壊せばもう2度と回らなくなる。そう思うと軸を壊す勇気が出ない。
壊すのは「勇気」なのか、壊さないのが「勇気」なのか。

そうして、今日も欠けた歯車に向き合う。