まさのりのパノラマな日々×☆☆☆

東海地方の鉄道を撮影したり、模型を作ったりする鉄道ブログ。それ以外の日常についても書いて行くパノラマな日々

最後の展望席

話は再び1年前の今日。7000系名称列車復活運転の第一弾として「津島号」「いちょう号」の運行が行われた。天気は雨、冷たい北風が吹く中の運行となった。
当時は「○○1日day」なんて特別な物は無く、1日day又は2日dayの切符さえあれば乗れたものだった、席は先着順で徹夜組もいた。
何としても展望席を取る為に早朝4時に起床、雨が降る中1時間自転車を飛ばし集合場所である藤浪駅に1番早く着く津島発の始発列車に乗車、そして藤浪駅下の改札前には徹夜組と思われるヲタさん達が10人程、「展望席取れるかしゃん」と思いながらもパノラマカーに乗るのを楽しみにしていた。あまり重ね着をしてこなかったので雨+風は想像以上のものであった、「あぁ、いかん、どえらい寒いがね。いかん、殆ど寝とらんもんで眠たくなってきたわ。パノラマカーを前にしてここまでか・・・。ゲーム持ってきたのに電池無いし」なんてアホな状況が続き寒さのあまりガクガク震えながら待つこと3〜4時間。「えー、それでは今から前の方から順番に整理券をお配りします。」と、石坂さんの声。これ程までに嬉しいことは無いだろうと思うほどであった。
どうにか展望席の整理券を手に入れイベント開始!初めて乗るイベント列車のアナウンスはとても新鮮な物であった「えー、本日は7000系パノラマカーの名称列車復活運転にご乗車いただきましてありがとうございます。この津島号は津島-西尾間を結んでいたもので、本日お配りいたしました乗車記念カードはその時のものを使用いたしております。またーーーー(以下略)」
聞いていて楽しくなるようなアナウンスと駅を通過するたびに鳴らしまくるMHに本当に泣いていた私。
実際これが私の乗った最初で最後の7000系パノラマカーのイベント列車で、同時に走っている時に展望席に座ったのも最後であった。
しかし、最後の展望席が記念すべき名称列車の復活運転で良かったと思う。

↑その時の乗車記念カード

最高の思い出をありがとう。再び貴方がこの名古屋の地に降り立つ事を心から願います。(画像pixivより転作させて頂きました。)